エアコンは私たちの日常生活やオフィス環境において欠かせない存在となっています。特に業務用エアコンは、大きなスペースを快適に保つための重要な役割を果たしています。しかし、エアコンの性能を最大限に引き出すためには、適切なフィルターの選択とメンテナンスが不可欠です。今回は、業務用エアコンのフィルターについて、その種類と特徴を詳しく解説します。
プレフィルター
名称 プレフィルター
説明 基本です。プレフィルターは、空調機の吸い込む空気の上流側で使用され、大きい粒径のゴミを捕集します。使用環境にもよりますが汚れたら清掃をすることによって「繰り返し使用することが可能」なフィルターです。捕集面積を広げ、長時間使用できるロングライフ型もあります。
メリット 清掃する事によって繰り返し使用できる為、余計なコスト不要。
デメリット 細かい埃が多いと捕集できない為、熱交換器・ドレンパンに汚れが溜まる。
※水洗い可能
中・高性能フィルター
名称 中・高性能フィルター
説明 プレフィルター＋中・高性能フィルターの組み合わせで使用したりします。プレフィルターで大きいゴミを捕集し、プレフィルターを通過後の空気中に含まれる細かいゴミを中・高性能フィルターで捕集します。フィルターのろ材に不織布を使用しているので、洗浄・再利用ができないのが一般的です。プレフィルターよりも細かい粒子をキャッチする能力があり、花粉などのアレルギー対策などにも効果的です。
メリット 細かい埃を捕集してくれるので空気の質が良くなり、室内機・ドレンパンが汚れにくくなる。
デメリット 定期的に交換が必要なのでコストがかかる（台数が多いと特に）
※水洗い不可能、基本交換
HEPEフィルター
名称 HEPEフィルター
説明 HEPEフィルターは、非常に高い性能を持つフィルターで、ウイルスや細菌、微細なダストを99.97%以上除去することができます。空気の質を大幅に向上させることができるため、医療施設や研究所などで使用。HEPAフィルターの集塵効果をさらに上げたものにULPAフィルターがあります。
メリット 細かい埃を捕集してくれるので空気の質が良くなり、室内機・ドレンパンが汚れない。
デメリット 定期的に交換が必要なのでコストがかかる（台数が多いと特に）
※基本、交換
オイルガードフィルター
名称 オイルガードフィルター
説明 主に厨房用エアコンで使用します。油分や脂分をキャッチする特殊なフィルターで、レストランや飲食店など、油分が多い場所での使用に適しています。油分を効果的に除去することで、エアコンの性能低下を防ぐことができます。
メリット 特になし
デメリット フィルターサインが出たら交換なのでコストがかかる（台数が多いと特に）
※基本、交換