🔧 L5エラーとは?
L5エラーは「出力過電流」を検知してエアコンが停止している状態です。
これは、インバーター圧縮機に流れる電流が許容値を超えたことで起きます。
🔍 想定される故障部位
- インバーター圧縮機
- インバーター基板(パワートランジスタ)
どちらかの不具合が原因となります。
- ルームエアコン:パワートランジスタの故障が多い
- スカイエア/ビル用マルチ:圧縮機の故障が多い(体感では約75%)
🧰 自分でできること
基本的には電源リセットくらいですが、復旧するケースはほぼありません。
(※筆者もリセットで直った例は見たことがありません)
🛠 故障診断のポイント
✅ ルームエアコンの場合
- 圧縮機のコネクターが3本線の場合
→ 一度リセットし、圧縮機のコネクターを外して運転
→ それでもL5が出るなら、基板(パワートランジスタ)故障確定 - 4本線(ハーネス)の場合
→ コネクターを抜くとH6エラーになるので要注意
→ 端子台のUVW線だけ抜くのが有効な場合も - クランプメーターで電流値確認
→ 起動後、10A以上流れていたら過電流の可能性大
✅ スカイエア・ビル用マルチの場合
- パワートランジスタの抵抗値を測定
→ 問題なければ圧縮機が原因
→ 抵抗値に異常があれば基板交換 - 圧縮機ハーネスの焼損やファストン端子の接触不良でもL5が発生することあり
→ コネクタや端子の焦げ・緩みもチェックしましょう
✅ 結論
- ルームエアコン:ほぼパワートランジスタ(基板)故障。交換で復旧する可能性大。
- スカイエア・ビル用マルチ:圧縮機の故障が多め。基板ならラッキー。
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